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作成者別アーカイブ: 林 隆
2階リビングからの眺望 (住宅紹介 109)
「普遍的な家」(長野県松本市、2010年) 木造2階建ての住宅で2階にリビングを設けることにより、近隣からのプイライバシーを守り市街地の眺めを楽しむことができます。 内部空間は多くの要素によって構成されています。床は質感の良い厚さ30㎜の無垢の杉材。壁と開口部のメリハリ。天井は構造体である化粧タルキをそのまま見せるデザインです。照明計画によって落ち着いた雰囲気を演出しています。部屋の広さと高さのバランスも重要です。
GolfⅡ
フォルクスワーゲン、ゴルフ2。 1984年から1992年まで生産されたGOLFⅡ。今でも「Golfらしい」と賞賛される声があちこちで聞かれます。車名の由来はスポーツのGolfではなく、メキシコ湾(ドイツ語で Golf von Mexiko )の風」から。GolfⅡの3サイズは3985×1665×1415で、現行Poloとほぼ同じです。参考までに、現行のGolfⅥは4210×1790×1485、現行のPoloは、3995×1685×1475。 実は過去に、GolfⅡ(1990年型、Cli、紺色)、GolfⅡ(1992年型、40th記念バージョン、黒色)の2台を共に中古で購入し乗り継いできました。仕事で工事現場への往復など相当な距離を走破しました。実用性(大人4人と荷物がOK、小回りがきいて高速もOK)とデザインを兼ね備えたすばらしいパッケージングです。雪道での大スピン、首都高速での突然の不動などエピソードは語りきれませんが、かわいい相棒でした。状況さえ許せばまた乗ってみたい1台です。 写真は2010年12月、最後のお別れシーンです。綺麗にみがいて東京のGolfⅡ専門店へと乗って行きました。高速道路を走行中はとても複雑で悲しい想いでした。その後新しい所有者の手に渡りましたのでずっと長生きしてくれることを願うばかりです。
週末の過ごし方 【今週のコラム523】
早いもので2月も10日、一週間があっという間に過ぎていくように感じます。事務所としては基本的には土日がお休みなのですが、お仕事の関係で週末に時間をつくりやすい建築主さんもいますので土日にも打合せをお願いしています。なかなか2連休というわけにはいきませんが、忙しくお仕事をさせていただけることに感謝の毎日です。私は最近プライベートな用事は平日にちょこっと時間をとっています、散髪とか・・・。 ちなみに先週末、4日(土)は午前に工事中の現場、「場をつなぐ家(松本市)」と「内土間の家(安曇野市)」へ。午後は建築家・内藤廣氏の講演会があり安曇野市豊科公民館へ。演題は「3.11以降、災害とまちづくり」。内藤さんは現在、地元の小川原さん・尾日向さんとの設計JVで安曇野市庁舎を設計中です。夕方は相談の方と面談。5日(日)は建築主Nさんと基本設計の打合せで辰野町のご自宅へ訪問。午後は松本市ザ・ハーモニーホールの中ホールで行われた「第26回ニューイヤー松本ボーカルフェスティバル」へ。以前お世話になった建築主さんが出演されました。そして夕方は相談の方と面談、ということで2日間が終わりました。 昔はこの後残業というパターンもあったのですが、さすがに最近はこれで帰ります。日曜の夜は一週間が終わった感じで、思わずビールを飲み過ぎてしまいました。そして珍しくfacebookも確認せずに早々にダウンしました。(林 隆) いいね!、+1、ツイート、そしてコメントをいただけると、とっても励みになります。よろしくお願いいたします。
離れの増築 (住宅紹介108)
「調和する離れ」(長野県駒ヶ根市、2010年) 親世帯が暮らしている住宅の敷地内に、子世帯が暮らせるように「離れ」を増築しました。2世帯がプライバシーを守りながら、外部空間(庭や土蔵など)を共有できる配置を考えました。
ガレージ(住宅紹介107)
「活動する家」(長野県松本市、2007年) ①2台分のガレージ、②格子戸の奥にある中庭、③コンクリート壁の反対側にある玄関ポーチ。 3つのゾーンの関係性について考えました。玄関に入るとそこは中庭とつながっています。
二間続きの和室 (住宅紹介106)
「庭とつながる家」(長野県松本市、2010年) 玄関の脇に二間続きの和室があります。6帖間~8帖間~広縁~庭へと続き、居間から広縁へつながる動線も確保しています。 大勢の接客にも対応でき、そして日頃家族も積極的に使えることを想定してつくられた部屋です。
イギリスのタクシー
このかわいらしいフォルムはすべてのタクシーに共通で、9割くらいが黒色。 後部席がうまくできていて5人が乗れます。前向きに3人、後ろ向きの折りたたみ椅子に2人。 大勢乗れて荷物もたくさん積めて小さなボディー、これはすばらしい設計ですね。 それと世界一の運転技術と言われているだけあってもの凄いです。小さな路地へはどんどん入って信号回避、広い道は飛ばす飛ばす、悪路で大きくはねれば「ワッハッハ~~」と大声で笑って終わり、日本だったら「すみません」となる場面。ラフな服装でとても親切でした。 写真は2012年正月に撮ったマンチェスター市庁舎の前に並ぶタクシーです。
階段 (住宅紹介105)
「庭を内包する家」(長野県長野市、2006年) 片持ち構造の階段で、仕上げはコンクリート打放しです。 リビングの一角で宙に浮いているようなイメージのこの階段は、実は施工的にかなり難易度の高い工事で職人さん達には大変なご苦労をしていただきました。一発仕上げであることや鉄筋量がすごく多いために、型枠工事や鉄筋工事そして打設工事の精度が求められました。 階段は機能性と意匠性の両面からとても重要な役割を果しています。
玄関の演出 (住宅紹介104)
「見わたす家」(長野県松本市、2006年) 前回に引き続いて、”住宅の玄関”です。 人は、コンクリートの壁に沿ってアプローチし、透明ガラスの玄関戸越しに室内(玄関~階段~2階)へと視線が抜けます。あえて開放感を演出している一方で、右手の壁に納まっている木製ドアを閉めると、外に対して完全にクローズされます。 第28回INAXデザインコンテスト・審査委員特別賞を受賞しました。
松本市・新村駅舎の保存を考える
松本市の上高地線・新村駅は、新駅舎建設に向けて現在工事が進められていて、新駅舎の西に隣接する現在の駅舎(大正10年の開業時の姿を伝えるの木造駅舎、築90年)のゆくえが大きな関心事となっています。事業主体側としては現段階では解体の意向のようです。1月27日と31日付けの「市民タイムス」に関連記事が掲載されています。 そこで、現在の駅舎を残すことへの賛同者の輪を広げるために、「新村駅舎保存に向けての集会」が開催されます。ご興味・ご関心のある方はぜひご参加下さいますよう、よろしくお願い致します。 以下、主催者のチラシを転記します 。 【新村駅舎保存に向けての集会を開催します】 日時 :2012年2月11日(土)11:00~12:30 場所 :松本市、新村出張所 2階会議室 主催 :(仮称)新村駅舎を残す会 (構成団体は新村地区町会連合会、新村地区文化財保存会) <お願い>新村駅舎は、上高地線(全身は筑摩鉄道)開業当時の建物であり、貴重な時代背景も残され、まさに地域の宝として後世に引き継ぐため、今新村地区の皆さんの力の結集が必要です。大勢の皆さんのご来場をお待ちしております。