作成者別アーカイブ: 林 隆

格子戸 (住宅紹介103)

「季節を感じる家」(長野県安曇野市、2006年) 住宅の玄関先。この格子戸を開けて中に入ると、正式な玄関戸があります。 光と風を透過するこの格子戸は、門扉のような役割を果たしています。

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「内土間の家(安曇野市)」上棟 【今週のコラム522】

 雪の影響が多少ありましたが、予定通り1月28日(土)に上棟を迎えました。木造2階建ての住宅です。  建築主さんご家族、工務店の社長さんと現場監督さん、大工さん達、そして設計事務所とで上棟式(建前)を行いこれからの工事の安全を祈願しました。その後現場での昼食会、建築主のMさん本当にありがとうございました。そして何よりもこの寒い中で工事を進めていただいている大工さん達には感謝の気持ちでいっぱいです。  建築主さんと私との出会いは2007年の秋でした。オープンハウス(完成見学会)にお越しいただき、そこで少しお話をさせていただきました。その後土地関係の準備期間を経て、何軒もの家を見学(体感)していただき、昨年の秋に実施設計を終え着工していました。敷地は牧歌的な田園風景の中、山も近くにせまっています。静かな地に佇む3枚の片流れ屋根。敷地形状から導き出された平面形はおおらかに広がるゾーニングになっています。家の中央に動線の要となる『内土間』を設け、そこは室内と庭をつなぐ中間領域であり、1・2階のすべての場へと展開していきます。そして開放性のある階段と薪ストーブが据わり、猫の家もここの一角になります。  構造の骨組みが姿を現わし、空間の高さ関係やつながり具合、視線の抜け方、そして室内から外の見え方をはじめて確認することができました。春暖かくなった頃、植栽を施して竣工を迎える予定です。 

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構造を意匠として見せる (住宅紹介102)

「混構造の家」(長野県松本市、2007年) 1階を鉄筋コンクリート造、2階を木造という構成の混構造2階建て住宅。 外壁面を外断熱でスッポリと覆うことにより、1階の室内側にコンクリート打放し仕上げを実現できました。2階の木造部分は真壁納まりにして、柱や梁の軸組を室内側に見せています。 1階・2階の異なる構造体の対比を、あえて意匠として表現しました。

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MINI COOPER CONVERTIBLE

ミニ・コンバーチブル、3サイズは3700×1685×1415。 ローバー・ミニの誕生は1959年、古い話ですが何と私が生まれた年です。現行型はBMWの第2世代で2007年から、日本へは2009年に導入させています。キャッチフレーズは初代同様「Always Open」。「オープンモデルの愉しさを極限まで追求した」とうたう。 写真は、ロンドン・テムズ川沿いの道、2012年元旦に撮ったものです。真冬に屋根を開け小さな娘さんと走る父親、オシャレですよね。母国ですからミニはたくさん走っていましたが黒色ボディーが一番多く、日本のような屋根・ボディーの2トーンカラーはいませんでした。ちなみに事務所の長岡くんはローバーミニ、今設計中の建築主Nさんはこのコンバーチブル、事務所のクルマはクラブマンとちょっとしたミニブームです。

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バーコーナー (住宅紹介101)

「対比する家」(長野県安曇野市、2006年) 住宅の居間の一角に”バーコーナー”があります。 半地下に潜ったイメージの落ち着く場所。お酒をつくる人とお酒を飲む人がカウンターの内外で向き合うスタイル。友人知人を招いて大勢で楽しむこともできますが、ひとり静かに考え事をするのもいいかもしれません。

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森の中の別荘 (住宅紹介100)

「軽井沢S別荘リノベーション」 (長野県軽井沢町、2007年) 森の中に浮いたイメージの別荘。 生活の中心となる居間の壁三面はガラス張りで、その外周には深い軒に覆われた回廊のような外部空間を備えています。目の前には圧倒的に力強い自然が迫り、それと向き合いながら暮らしていける建築に蘇ることができました。 全面的な間取り変更、断熱性能の向上、輻射暖房、オール木製サッシ、オリジナル薪ストーブなどが、空間を豊かなものにしています。 第9回長野県建築文化賞(住宅部門)・奨励賞を受賞いたしました。

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バスコート (住宅紹介99)

「庭を内包する家」(長野県長野市、2006年) 混構造(1階はRC造、2階は木造)で2階建ての住宅。 2階レベルにある屋上庭園は、近隣からの視線を遮るために壁によって囲まれています。 浴槽に入って外を眺めると目線レベルに植栽、そして上の方には空が見えることを重視して家全体の平面が構成されました。四季のうつろい、天候、時間を感じることのできる場。綺麗な星空、時には雪景色もいいものです。

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「場をつなぐ家(松本市)」上棟 【今週のコラム521】

 雪が多少降ったりやんだりの天候でしたが様子を見ながら工事が進み、1月21日(土)に上棟を迎えました。木造2階建ての住宅です。  建築主さんご家族、工務店の現場監督さんと大工さん達、そして設計事務所とで上棟式(建前)を行いこれからの工事の安全を祈願しました。そしてその後、建築主さんがお昼のお弁当を用意してくださいました。木造の骨組みが組み上がった建物の中とはいえ、真冬のほとんど外部状態。少々寒かったですがジェットヒーターをたきながらの楽しい食事会でした。建築主のSさん本当にありがとうございました。  敷地は新しく造成された住宅地で、南隣地には家が建ち敷地の形状は少し変形しています。そのような環境下での設計上のポイントは、①敷地の特性を手がかりに導きだされた、庭を囲むような敷地のゾーニング。②その庭と向き合いながらゆるやかに分離するLDK、合理的に配置された個室と水周りの関係性。③1・2階共に流れるような動線が“場”をつないでいます。実際に建物の中を歩いて、はじめて室内から外を見ることができました。隣家と視線が干渉しないことや、遠くまで視線が抜ける場所があることなど、設計段階で想定していたことの確認ができました。  また、これからすぐに発注する材料関係の最終確認を、現物サンプルを見ながら建築主さんと共に行いました。屋根材の色、サッシの色とガラスの種別、フローリング樹種、浴室関係の仕様、外部に使う木部の材料とその塗装色など。これらはすべて設計段階で想定していましたので、念のための確認を経て最終決定という位置付けです。5月末が竣工予定、その頃植栽工事も行います。木工事が本格的にはじまりとても楽しみです。(林 隆)

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薪ストーブと階段を支える壁 (住宅紹介98)

「望む大屋根」(長野県箕輪町、2009年) 中央に自立しているコンクリートの壁は、浮いたイメージの薪ストーブ(オリジナルデザイン)と鉄骨階段を支える構造的な役割を持ちながらデザインされています。 また吹抜け部分の開口部に設けられた障子は優しく光を透過し、夜とは違う表情を見せてくれます。

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ABARTH 500

1960年代にレースシーンを賑わせた戦いの名門・アバルトが、伝説のシンボル的存在である現代のフィアット500(チンクエチェント)をベースにチューニングを施した「アバルト500」。FIATのデザインにABARTHの情熱とテクニカルノウハウがミックスされています。エンブレムはサソリ、3サイズは3655×1625×1515。 事務所の近くのよく通る道から見えるガレージには、赤の「アバルト695トリブートフェラーリ(Tributo Ferrari)」が駐まっています。これはアバルト(ABARTH)とフェラーリ(FERRARI)とのコラボレーションによる全世界総生産台数1,696台というもので、小さいながらもすごい存在感です。 写真は、2011年9月11日に「富士トリコローレ2011」の会場で撮ったもの。河口湖の近く富士カームで開催されたイタリア車の集いに約450台が結集し、その中にABARTH軍団が数十台。気になった1台で見ているだけで楽しくなりました。最近のユーロ安のため、並行輸入によってディーラー車よりもかなりお安く入手できるようですね。 (林 隆)

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