カテゴリー別アーカイブ: 住宅紹介

階段 (住宅紹介105)

「庭を内包する家」(長野県長野市、2006年) 片持ち構造の階段で、仕上げはコンクリート打放しです。 リビングの一角で宙に浮いているようなイメージのこの階段は、実は施工的にかなり難易度の高い工事で職人さん達には大変なご苦労をしていただきました。一発仕上げであることや鉄筋量がすごく多いために、型枠工事や鉄筋工事そして打設工事の精度が求められました。 階段は機能性と意匠性の両面からとても重要な役割を果しています。

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玄関の演出 (住宅紹介104)

「見わたす家」(長野県松本市、2006年) 前回に引き続いて、”住宅の玄関”です。 人は、コンクリートの壁に沿ってアプローチし、透明ガラスの玄関戸越しに室内(玄関~階段~2階)へと視線が抜けます。あえて開放感を演出している一方で、右手の壁に納まっている木製ドアを閉めると、外に対して完全にクローズされます。 第28回INAXデザインコンテスト・審査委員特別賞を受賞しました。

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格子戸 (住宅紹介103)

「季節を感じる家」(長野県安曇野市、2006年) 住宅の玄関先。この格子戸を開けて中に入ると、正式な玄関戸があります。 光と風を透過するこの格子戸は、門扉のような役割を果たしています。

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構造を意匠として見せる (住宅紹介102)

「混構造の家」(長野県松本市、2007年) 1階を鉄筋コンクリート造、2階を木造という構成の混構造2階建て住宅。 外壁面を外断熱でスッポリと覆うことにより、1階の室内側にコンクリート打放し仕上げを実現できました。2階の木造部分は真壁納まりにして、柱や梁の軸組を室内側に見せています。 1階・2階の異なる構造体の対比を、あえて意匠として表現しました。

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バーコーナー (住宅紹介101)

「対比する家」(長野県安曇野市、2006年) 住宅の居間の一角に”バーコーナー”があります。 半地下に潜ったイメージの落ち着く場所。お酒をつくる人とお酒を飲む人がカウンターの内外で向き合うスタイル。友人知人を招いて大勢で楽しむこともできますが、ひとり静かに考え事をするのもいいかもしれません。

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森の中の別荘 (住宅紹介100)

「軽井沢S別荘リノベーション」 (長野県軽井沢町、2007年) 森の中に浮いたイメージの別荘。 生活の中心となる居間の壁三面はガラス張りで、その外周には深い軒に覆われた回廊のような外部空間を備えています。目の前には圧倒的に力強い自然が迫り、それと向き合いながら暮らしていける建築に蘇ることができました。 全面的な間取り変更、断熱性能の向上、輻射暖房、オール木製サッシ、オリジナル薪ストーブなどが、空間を豊かなものにしています。 第9回長野県建築文化賞(住宅部門)・奨励賞を受賞いたしました。

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バスコート (住宅紹介99)

「庭を内包する家」(長野県長野市、2006年) 混構造(1階はRC造、2階は木造)で2階建ての住宅。 2階レベルにある屋上庭園は、近隣からの視線を遮るために壁によって囲まれています。 浴槽に入って外を眺めると目線レベルに植栽、そして上の方には空が見えることを重視して家全体の平面が構成されました。四季のうつろい、天候、時間を感じることのできる場。綺麗な星空、時には雪景色もいいものです。

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薪ストーブと階段を支える壁 (住宅紹介98)

「望む大屋根」(長野県箕輪町、2009年) 中央に自立しているコンクリートの壁は、浮いたイメージの薪ストーブ(オリジナルデザイン)と鉄骨階段を支える構造的な役割を持ちながらデザインされています。 また吹抜け部分の開口部に設けられた障子は優しく光を透過し、夜とは違う表情を見せてくれます。

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暗く 低く 狭い廊下 (住宅紹介97)

「黒い筒の家」(長野県富士見町、2007年) 暗くて、低くて、狭い空間(廊下)です。 住まいの中では敬遠されがちな事ですが、明るく高く広い空間と対比させることによって、その良さと役割が見えてくることもあります。時には潔いメリハリが必要です。 2009年度グッドデザイン賞(住宅部門)、受賞作品。

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シアタールーム(住宅紹介96)

「結ぶ小さなコートハウス」(長野県松本市、2011年) リビングとは別に専用のシアタールームをつくりました。映画を観たり、大音響で音楽を聴いたり、お酒を飲んだり、時には一人にもなれる男の隠れ家です。 プロジェクター・スピーカーなどの機器を結ぶ配線は、自由にメンテナンスができて、かつ見えないように隠されています。 「信州の建築家とつくる家・第8集」(JIA長野県クラブ編)に掲載されています。

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