月別アーカイブ: 1月 2012

雑誌の取材 【今週のコラム520】

 お正月明けの第2週目です。昨年竣工した住宅が雑誌で紹介されることになり、15日(日)にはその取材・撮影が行われ私も立ち会いました。facebookでもたくさんのコメントをいただきましたので少し詳しく触れますと、「らせんの家」が「住まいの手引き・全国版」(新建新聞社)という雑誌に掲載されます。3月発刊の予定です。当日は、編集総括者、カメラマン、ライターの3人体制で、約4時間かかりました。建築主さんにはいろいろな面でご協力をいただきまして本当に感謝しています。ありがとうございました。どんなかたちで暮らし方や建築のことを表現をしていただけるのかとても楽しみです。  監理をしている工事現場の進行状況は、2軒の家の上棟に向けて準備が進んでいます。今週末には「場をつなぐ家」が、来週末には「内土間の家」が上棟予定です。基礎工事を終えて、主要な構造となる材木の加工、そして電気配線や設備配管の準備、屋根材やサッシの段取りなど大勢の職人さん達の手によって進められています。この時期は天候が心配ですが、何とか予定通りに進行しますことを願うばかりです。  今週末には、以前お世話になった方の還暦のお祝い会、そして2軒の住宅の設計打合せも控えておりまして事務所としてもパワー全開です。(林 隆)  

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暗く 低く 狭い廊下 (住宅紹介97)

「黒い筒の家」(長野県富士見町、2007年) 暗くて、低くて、狭い空間(廊下)です。 住まいの中では敬遠されがちな事ですが、明るく高く広い空間と対比させることによって、その良さと役割が見えてくることもあります。時には潔いメリハリが必要です。 2009年度グッドデザイン賞(住宅部門)、受賞作品。

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シアタールーム(住宅紹介96)

「結ぶ小さなコートハウス」(長野県松本市、2011年) リビングとは別に専用のシアタールームをつくりました。映画を観たり、大音響で音楽を聴いたり、お酒を飲んだり、時には一人にもなれる男の隠れ家です。 プロジェクター・スピーカーなどの機器を結ぶ配線は、自由にメンテナンスができて、かつ見えないように隠されています。 「信州の建築家とつくる家・第8集」(JIA長野県クラブ編)に掲載されています。

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屋上庭園のあるコートハウス (住宅紹介95)

「4層コートのある家」(長野県松本市、2002年) 市街地に建つRC造3階建てのコートハウス型住宅。 周囲からのプライバシーを守りながら豊かな中庭空間をつくり、地上から最上階の屋上まで4層に重なり合う屋上庭園があります。 外壁仕上げは全面コンクリート打放し仕上げです。

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深い軒の出 (住宅紹介94)

「らせんの家」(長野県松本市、2011年) 南の庭に面するデッキ部分は、深い軒に覆われた半屋外空間です。 室内~全面開放できる開口部~デッキ~芝生の庭へとつながっています。

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Alfa Romeo Giulietta

アルファロメオ・ジュリエッタが1月5日にようやく日本で発表になりました。本国イタリアでの発表から何と2年近く待ったことになります。一説によると日本で何としても成功させるために革新トランスミッションTCTの開発に時間がかかったことと、震災の影響と言われてはいます。伝説の名を受け継ぐGiuliettaの初代は1954年、2代目は1977年、そして今回が3代目になります。 Giulietttaを紹介しているアクト・オンTVの動画、25分間です。 http://webcast.actontv.com/movie/1201alfa.html 解説は私の好きなモータージャーナリスト・吉田匠さん。(ちなみに彼は日常の足として黒のMini Clubmanを使っています) 写真は、Alfa Romeo100周年イベントが2010年7月25日に東京台場の涼風公園で開催され、Giuliettaが日本初披露された時に撮ったものです。やわらかなフォルムは、まさに造形美ですね。久々にドキッとするAlfaが現われました。 (林 隆)

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離れとして蘇る (住宅紹介93)

「小さな離れ」(長野県松本市、2011年)  住宅の敷地内にある古い木造2階建ての建物を、平屋にして更に1階の間取りも小さくした「減築&リノベーション」。平面を長方形にして、そこへ深い軒の寄棟屋根をかけ”小さな離れ”として蘇りました。写真は、多目的に使える二間続きのお座敷と簡易水屋です。   茶室水屋材、茶室金物類、炉のセットは、 facebook友達の青石伸一郎さん にお世話になり納入していただきました。 (有)青石銘木店 http://www.bluestone.co.jp/

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今年もよろしくお願いします。【今週のコラム519】

今年最初の「今週のコラム」です。事務所の仕事始めは例年どおり6日でしたが、実は私はその日にいきなりお休みをいただき、林建築設計室は代表者不在のまま2012年の幕開けとなりました。(いかに適当な事務所かと) 私事ではありますが、この休みを利用して英国へ行ってきまして6日深夜に松本へ戻りました。大学生の娘が交換留学をしていましてその様子を見に行くということが一応の名目で。大学の敷地内にある寮に住んでいるのですが、その個室まで侵入してみました。かなり狭く質素な個室で、キッチン・食堂・水廻りは各国から集まった留学生10人でシェアするという生活でしたが、フレンドリーな雰囲気は意外に楽しそうでした。 ロンドンの伝統と歴史のある街や建築だけでなく、テムズ川沿いの再開発で生まれ変わっている地区も少しだけ歩いてきました。短い期間で忙しい旅でしたが、「蛍の光」を歌って新年を祝福すること、多少の雨が降っても傘をささないこと、冬でも半袖の人がいること、一杯のコーヒーの量が多いこと、タクシー・バス・地下鉄のシステムなど、まさに文化の違いとはおもしろいものですね。日本は至れり尽くせりで便利・快適すぎるのかもしれません。そして言うまでもありませんが、英会話力の欠如は致命的でした。 帰国後カゼが悪化し情けないことにダウン。急きょお医者さんに診てもらい3連休の2日間を寝込んでしまいました。3日目の昨日はだいぶ回復したものの予定されていた仕事の打合せをキャンセル、建築主のNさんすみませんでした。また大切なメールをいただいていますがお返事が遅れていて申し訳ありません。今週からはエンジン全開で取り組みます。2012年、本年もどうぞよろしくお願い致します。 (林 隆)

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