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月別アーカイブ: 7月 2012
世界遺産「楽山大仏」(中国)
登録名は「峨眉山と楽山大仏」(がびさんとらくさんだいぶつ)。 楽山大仏は、巨大な石仏で、顔は100畳、高さは71m。713年から岩山を掘りはじめ90年かけて造られました。当時の多くの大仏が国家によって造られたのに対して、楽山大仏は民衆の力で作られたそうです。 峨眉山は仏教聖地のひとつで、地域一帯が聖地とされたことから大規模な開発がなされず自然が非常に良い状態で保たれています。自然的側面も評価され複合遺産として登録されています。
第6回松本安曇野住宅建築展の御礼(林建築設計室、長野県)
【今週のコラム538 林 隆)】 7月20日(金)の夕方〜22日(日)まで、松本市美術館で開催しました。約300名もの方にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。 オープニングパーティー、盛り上がりました。会場準備のあとのビールは最高でした。 会場は、9人のメンバーのパネルを壁に展示し、中央には模型、そして茶室「待庵」の原寸大の模型を作り内部空間(広さ、高さ)を体感していただきました。今年の会場構成は藤松さんでした。 今年のテーマは「市中山居」。私は2軒の住宅を「軽井沢に住む」「安曇野に住む」と題して表現してみました。建築写真家の林広明さんも応援に来てくれました。 子供ワークショップ 「インスタント建築・布でかくれんぼ」 最終日の午後には、ギャラリートーク。出展者全員による作品の解説と質疑応答を行いました。 夏のお祭りも終わり、最後に出展者9人で記念撮影をしました。毎年夏に開催しているこの住宅建築展も6年続けてきました。毎年多くの皆様にご覧になっていただきまして本当に嬉しく思います。私たちは建築設計に携わる同業者ですが、実はライバルでもあります。皆が今年はどんな手を使って表現してくるのか、とても興味深く刺激的な3日間です。自分にとっては勉強をさせていただいている場でもありメンバーには感謝しています。 ご来場いただきました多くの皆様、準備や片付けをいっしょにやってくれた各事務所のスタッフのみんな、そして出展したメンバー、お世話になりまして本当にありがとうございました。来年の夏には第7回目を開催する予定です。またお会いしましょう。
世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」(岐阜県、富山県)
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。合掌造り家屋は、豪雪に耐えることと養蚕に利用するために生まれた建築物です。機能と形態の見事な融合、そして集落としての自然景観は本当に美しいですね。冬にも一度は訪ねてみたいものです。 この写真を見ていると、多くの事を語ってくれているようにも感じます。合掌造りの合理的でシンプルな考え方は、現代の家づくりにも通じる大きなヒントがあるように思います。
建築を発表する機会(林建築設計室、長野県)
【今週のコラム537(林 隆)】 7月20日(金)〜22日(日)、第6回松本安曇野住宅建築展が開催されます。毎年夏に開催してきたこのイベントも、早いもので6年目になりました。パネルと模型を出展しますが、今日最終確認を終えました。 今年のテーマは「市中山居」、2件の住宅を取り上げて、夏の風景と冬の風景の対比を表現してみました。ちょっと涼しげな雰囲気を会場で感じていただければ幸いです。 そして、今年もグッドデザイン賞・住宅部門に挑戦しています。2次審査のスケジュールと提出資料が今年から大きく変わりました。パネルと説明用の書類を、23日(月)に審査会場の幕張メッセへ搬入するのですが、こちらはもう少し作業が残っている状況です。 共に表現方法は異なりますが、過去に手がけた建築の実例を改めて振り返っています。写真・図面・模型・スケッチ・文章を通じて、その建築のコンセプトを表現する機会があることは、事務所にとってすごく大事なことだと思っています。
世界遺産「ナスカとフマナ平原の地上絵」(ペルー)
見る者を圧倒する大地に描かれた巨大絵図。 砂漠のようなナスカとフマナの平原で、1939年に巨大絵図が発見されました。400㎢の範囲に700を超える絵図、ハチドリ・クモ・サル・宇宙人に見える絵まで、大きさは20〜300m近いものまで。描かれたのは、紀元前2〜紀元後7世紀とされています。 線は単純な溝で、暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅1〜2m、深さ20〜30㎝程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって「描かれて」います。降雨が極端に少ないため消えることがないのです。 制作目的は、雨乞い儀式利用説、社会事業説、さらに宇宙人との交信説などありますが、謎のままです。 このハチドリの絵図は長さ96m。最も大きいのはペリカンで285mにも及びます。大きすぎて地上からは形を確認することができません。
「第6回 松本安曇野住宅建築展」のご案内です。
長野県の、松本市・安曇野市を拠点に活動する、9人の建築家による展覧会です。毎年夏に開催していまして、今年で6回目になりました。皆様のご来場を心よりお待ちしております。(参加費は無料です) 【日程】2012年7月20日(金)〜22日(日) 【場所】松本市美術館(長野県松本市) 【フェイスブックのイベントページ】 https://www.facebook.com/events/362666283800829/ ご来場いただける方は、ぜひ右上にある「参加する」ボタンを押してくださいませ。励みになります。よろしくお願い致します。
施工会社で打合せ・林隆
今日は朝一番で、「はすに向く家(諏訪市)」の現場へ出向き、工事の進行状況を確認しました。住宅棟は基礎の型枠をはずし始めました。そして車庫棟は基礎のコンクリート打設直前で、配筋の確認をしました。 その後、施工会社へ移動して木材の加工についての打合せをしました。現場監督さん、大工の棟梁さん、プレカッット会社のCAD担当と営業担当、そして林建築設計室のわたくし林と村山君。大工さんによる手加工の部分とプレカット部分との併用になるため少々複雑ですが、皆で知恵を出し合って詳細のつめをしました。 そして最後に製材所へ移動。特殊な断面の化粧タルキに使う材木の確認をさせていただきました。節も少なくとても綺麗な木目でした、これからがとても楽しみです。
森の中に佇む(林建築設計室 in長野)
「重なる柱状の家」(長野県安曇野市、2009年) 森の中に佇む外観は、高さの異なる4本の柱状体が重なり合い、内部空間の4つの機能をそのまま表現しています。 ひとつの空間にいながら、家族4人それぞれの小さな居場所がほしい。各自の居場所の「独立性」と、お互いを感じ合える「関係性」の両立を考えました。 グッドデザイン賞(住宅部門、2010年)、JIA日本建築家協会優秀建築選100選(2010年)、第31回INAXデザインコンテスト入賞、第10回長野県建築文化賞奨励賞、受賞作品。
木材関係の施工図・林 隆
「はすに向く家」 現場は基礎工事が進行中です。 事務所内では、柱・梁などの架構について、施工図をもとに現場監督さんと確認や打合せをしています。木材は手加工とプレカットの併用になります。
設計途中でのプラン変更・林 隆
住宅の実施設計の途中で、突然プランを変更することもあります。 小さな事を改善するために、周辺まで連動して大きく見直すことになるケースもありますが、トータルに考えてベストなプランにするためには、「フィードバックやむを得ず」です。