事務所のオブジェになっていた「青焼き機」。
大判コピー機の普及によって役割を終え、今では感光紙やジアゾ現像液もなくなってしまい、ここ何年もまったく使っていませんでした。
なぜか捨てる気にはなれなかったのですが、突然の事務所のレイアウト変更に伴い、思いきって処分しました。これでA1やA2の図面を何枚焼いたことでしょう。何年も働いてくれた青焼き機。ありがとう。
シンプルで原始的な構造のためか、何十年も変わることなく存在していた珍しい機械でした。設計事務所へ就職した頃、膨大な図面を焼くのが私の役目だったことを思い出しました。立ちっぱなしで何時間もひたすら繰り返す作業、おかげさまで作業スピードと紙がずれない正確さ、そして濃淡の見極めには自信があったのですが・・・。