【今週のコラム553 林 隆】 約2年の設計期間を経て上棟を迎えました。
設計は、敷地全体の総合的な配置計画から始まりました。患者さん用と職員用のふたつの駐車場のあり方、歩車道分離の玄関へのアプローチ方法、そして建物はメイン玄関とふたつの通用口を設けることにより明快なゾーニングになっています。また内部空間は住宅設計と同じようにきめ細かな視点で、動線(人の流れ)計画が練られています。
設計段階では図面や模型によって検討を繰り返してきましたが、この日道路から眺めてみると、切妻屋根のシンプルなフォルムは想定していたよりも大きくどっしりと構えているように感じました。天候に恵まれ無事に上棟式が執り行われました。建築主さん、おめでとうございます。