【今週のコラム557 林 隆】 約2年間の長い設計期間を経て、昨年から工事をしていました松本市の小林内科医院が竣工しました。
敷地全体の配置計画として、患者さん用と職員用のふたつの駐車場、歩車道分離の玄関へのアプローチ方法を検討し、玄関前には深い軒下空間を設けました。雨や雪の日も、車での送迎・タクシーの乗り降り・自転車での来院・緊急車両にスムーズに対応できます。
内部空間は、メイン玄関とふたつの通用口を設けることにより明快なゾーニングになり、玄関・受付・待合の関係性、診察室・処置室・受付の流れ、職員用の裏動線などきめ細かな視点で動線(人の流れ)の検討を繰り返しました。
地域に密着した医療の場としての新しい診療所、連休明けから診察がはじまります。建築主さん、施工会社の現場監督さん、そして工事に携わっていただいた多くの皆様方、お世話になりまして本当にありがとうございました。
林建築設計室 公式サイト