上下階を結ぶ階段。平面計画の中で階段は動線の要であり、プランによってその位置づけは大きく変わってきます。裏方にひっそりと存在する場合は比較的閉じた印象の空間になり、リビングや吹抜けに近い場合は開放的な階段になるケースが多いです。
特に後者の場合には、移動手段としての機能性だけでなくデザイン性も求められます。体感する人にとって、何かワクワクするような楽しさを演出できないものか意識しながら計画しています。形態、構造、素材、色彩、明るさ、広さ、高さ、安全性、見上げ見下ろす視点の変化など建築空間を構成する要素が階段には凝縮されていますので、非常に奥が深いです。
踊り場を吊り、浮遊感を演出しました
リビングとダイニングの中間に構える階段
2階に浮いているブリッジへと至る階段。背後に控える開放的な飾り棚とセットでデザインされています。
壁と床はしっくい塗りの左官仕上げ。かまくら(雪)の中にいるようなイメージの空間になりました。
踏み板部分も真っ白な仕上げの螺旋階段。単一素材(鉄骨)で構成されています。
コンクリート打放し仕上げの階段は、壁から持ち出しています。同じく単一素材で。
スキップフロアーをつなぐ階段。一直線に室内を貫く動線。
中間階のリビングにある階段は、できるだけ視線が抜けることを意識しました。
家の中央にある黒壁に沿って、2階からの自然光が1階まで届きます。時間帯や天候によって違う表情を見せてくれます。
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