信州を愛する大人の情報誌 『KURA』(2012年4月号、まちなみカントリープレス) という雑誌が発刊になり、設計監理でお世話になった 「黒壁の家」(松本市、2011年竣工) が掲載されています。
各居場所の面積バランス、そして流れるような動線を確保するために、1・2階の同じ位置に内部を貫く「斜めの壁」が生まれ、その壁の前後で「個の場」と「共用の場」が転換しています。 その斜めの壁の色は黒、外壁も黒。 陰影に富む空間を生み出しています。 そして道路側の寡黙な外観は、この住まいにおける“壁”のもつ意味を表現しています。