奇岩の景観とキリスト教徒が開拓した地下都市。 登録名は、「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」。
火山灰や溶岩が降り積もることにより、高さ20mにも及ぶ奇岩群ができ、有史以前から人が岩を掘り抜いて住居としてきました。 キノコや煙突のような形の岩が延々と続いています。
3世紀以降は、ローマ帝国からの弾圧を逃れたキリスト教徒が隠れ住み、地下都市を建設。居住部分は、居間、食堂、礼拝堂、ワインセラーなどが迷路のような通路でつながり、まるで人間が造ったアリの巣のようであるとも言われています。
住居には今も人が住み、岩窟ホテルもあります。教会も30ほど現存し博物館として公開されています。