左官職人の技 (長野県松本市の建築設計事務所)

格子の家(長野県安曇野市、2008年) 【住宅紹介123】

これは住宅の階段です。 床・壁・天井の仕上げはすべて漆喰塗り、幅木と回り縁もなく、一素材、一色彩でぐるりと塗り込みました。

左官屋さんが、コテの押さえ方や調合方法(色彩、硬さ、骨材の種類など)の違う検討用サンプルを作ってくれて、方向性を見い出していくのですが、最後は美的感覚とセンスに委ねるだけです。 まさに「左官職人さんの技」が生み出す不思議な空間になりました。     

床・壁・天井が漆喰塗りの階段

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階の小さな窓からさし込む「光」が主役で、時間帯によって違う表情を見せてくれます。その背景となる「建築」は脇役です。 ちなみに「格子の家」という名前は、外観と特徴を表しています。


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